糖尿病療養院指指導士のつぶやき
糖尿病教室
糖尿病療養指導士・栄養士 橋本
栄養士の橋本です。
すみれ病院の糖尿病教室では、参加される患者さんに糖尿病食(糖尿病の食事療法の実際)を体験していただいています。
糖尿病の食事療法の基本は、
1.適正な食事量を守る 2.食事は規則正しく摂る 3.バランスよく摂る、の3点です。
糖尿病の食事療法といっても何も特別なものはありません。糖尿病食は健康食といわれるように、患者さんだけでなく糖尿病のないご家族の方にもお勧めできる食事なのです。
ご家族の方も患者さんと一緒に糖尿病教室に参加して糖尿病食を体験してみてはいかがですか。
実際に糖尿病食を体験した患者さんからは、「うす味で水臭くて食べれないと思っていたけれど、案外おいしいですね。」「この食事だったら毎日続けられそうです。」といった、うれしい意見をいただいています。
前回行った糖尿病教室での献立は、
- なまぶしと焼き豆腐の煮付け
- えのきとかにかまのポン酢和え
- 沢煮椀
- ゴールデンキウイ (半分)
- ご飯 でした。
20・30歳代のスタッフから、「なまぶしって何?」と聞かれました。
ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、かつおを蒸す・ゆでるなどした加工品で、保存のきく食材です。豆腐やねぎなどといっしょに煮ると他の食材にだしが染みて、とてもおいしいです。簡単に作れるので是非一度お試しください。
エネルギー 570kcal たんぱく質 34.5g 脂質 7.8g 炭水化物 87.8g 塩分 2.9g 食物繊維5.8g
表1 3.6単位 表2 0.3単位 表3 2.3単位 表4 0単位 表5 0単位 表6 0.3単位
材料
なまぶしと焼き豆腐の煮付け
- なまぶし 40g(1切れ)
- 焼き豆腐 100g(1/4丁)
- 人参 20g(2枚)
- ねぎ 10g
- うすくち醤油 3g(小さじ1/2)
- こいくち醤油 3g(小さじ1/2)
- しょうが 3g
- みりん 3g(小さじ1/2)
- 酒 3g(小さじ1/2)
- 砂糖 2g(小さじ2/3)
えのきのポン酢あえ
- えのき 40g(小1/2束)
- かにかま 10g(1本)
- ポン酢 4g(小さじ2/3)
沢煮椀
- 豚肉 10g
- しめじ 15g
- 人参 10g
- ごぼう 10g
- ねぎ 3g
- うすくち醤油 5g(小さじ1弱)
- 塩 0.3g(ひとつまみ)
ごはん 180g
作り方(1人分)
なまぶしと焼き豆腐の煮付け
- だし汁100mlに調味料をすべて入れて煮立たせ、なまぶし・人参・しょうが・ねぎの白い部分を入れて少し煮ます。
- 焼き豆腐を入れてさらに10分ほど煮ます。
- 最後にねぎの青い部分を入れてできあがり。
かにかまポン酢あえ
- えのきは石づきを切り落とし、3等分に切ります。
- 器に入れてラップをして、電子レンジで1分(1袋分なら2分)
- かにかまをさいて2に加え、ポン酢であえて出来上がり。
沢煮椀
- 材料を千切りします。(ねぎは小口切り)
- だし汁180ml入れて1を煮ます。
- 材料が軟らかくなったら、調味料を入れて、最後にねぎを入れて出来上がり。