すみれ病院についてABOUT

病院長からのご挨拶

新病院開院にあたってのご挨拶

院長近影

令和3年9月21日、すみれ病院は新病院を開院、診療を開始しましたことをご報告申し上げます。

私がすみれ病院に着任し15年、病院長に就任し7年になります。「この病院をどういう病院にするか」がこの間の最大のテーマでした。「地域医療と糖尿病・甲状腺専門医療の両立」を目標に掲げ、その目標を実現するにふさわしい「新しい病院を創る」ことが、私のビジョンの一つでした。

新病院を創るにあたっては、「患者、家族そして社会を、医療をもって幸せにする」とういう当院の理念に鑑み、3つのコンセプトに基づき設計を行いました。
1.建物も、内装・アメニティーも、患者さんはもちろん、働く職員にも優しい病院であること。
2.どんなに医療環境が変化しても、常に進化し、フレキシブルに対応できる病院であること。
3.偉そうに聳え立つのではなく、地域に親しまれ、地域から愛される病院であること。
の3つです。
そして、訪れる患者さんが、「入った時より、出る時に、ちょっぴり心が豊かになる」、そのような病院でありたいと考えています。

さて、病院の待合では、一枚の絵が皆様を迎えます。
野地美樹子さんという新進気鋭の日本画家の作品です。「花の風」というこの作品は、奈良のある風景を描いたものです。
春、桜が咲き、そしてその花びらが風に吹かれても、花びらは一枚も散ることなく、優しく、しかし、力強く咲き誇る。皆様の幸せを願い、心を込めて描いていただきました。患者さん、そして病院を訪れるすべての方々が、この絵をご覧になり、少しでも「心が豊かになった」と感じていただけることを願います。

すみれ病院は、これからも末永く、この地域で求められる医療を行い、社会に貢献する病院であり続けたいと思います。そのことが、我々の責務であり、皆様に対する最大限のお礼であると考えます。

病院長 小西 俊彰

地域医療と糖尿病専門医療の両立を目指して

すみれ病院が、地域医療と糖尿病専門医療の両立を目指す病院として生まれ変わり2年になります。医療の目的が「治す医療から支える医療」に変わりつつある少子高齢社会においては、治療のみならず、生活の質の向上や支援を目指す医療やケアが求められます。まさにこれがすみれ病院の目指している医療です。
私たちは日々、病気をかかえた患者さんとご家族をどう支えていくべきかを考え、専門にとどまらず総合的に診る医療を提供するとともに、病気や障害を持っていても地域で生活できるように支える医療やケアを実践しています。

昨年、地域医療においては、かかりつけ外来機能の向上、患者さんの真のニーズを考慮した入退院支援、同じ志を持つ地域の先生方との連携の推進を行ってまいりました。
今後、さらに地域の方々が住み慣れた場所で安心して過ごせるように私たちができることを行っていく所存です。
糖尿病専門医療においては、療養指導の充実を図り、よりよい治療を提供するためのシステムや療養環境の整備を行いました。増え続ける糖尿病患者さんの期待に応えられるよう着実に成長しています。
そしてこの度、地域医療と専門医療の更なる発展のために、優秀な2人の先生を迎えました。すみれ病院の成長をより一層推進してくれることでしょう。

医療の目的は変化しても、私たちは進化しながら成長し、社会に貢献する病院であり続けたいと強く思います。
本年も、「患者、家族そして社会を、医療をもって幸せに」という理念のもと、皆さまのご期待に添えるように職員一同、努力してまいります。

病院長 小西 俊彰

略歴

  • 1989年

    大阪市立大学医学部卒業。大阪市立大学付属病院で臨床研修。

  • 1995年

    大阪市立大学大学院医学研究科博士課程内科系専攻・修了・医学博士。


    糖尿病の臨床研究に従事。

  • 1995年

    厚生省厚生技官

  • 2004年

    和泉市立病院 内科副部長

  • 2006年

    すみれ病院診療部長、副院長

  • 2014年

    すみれ病院 病院長

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