糖尿病療養院指指導士のつぶやき

参加してみませんか!糖尿病教室 ー運動療法編ー

糖尿病療養指導士・理学療法士 佐藤

こんにちは、理学療法士の佐藤です。

新緑のきれいな季節になりましたね。

 

すみれ病院では糖尿病教室を行い糖尿病について勉強しています。

4月は運動療法についてみなさんと学びました。

糖尿病の運動のポイントを簡単にお話した後、『糖尿病カンバセーションマップ』(※1)というすごろくのような教材を使って、皆さんと運動について話し合いました。

糖尿病カンバセーションマップ

例えば、「ウォーキングコースはどのようにしているか?」という話題で、

「街中だと飲食店や食料品店など誘惑が多いので、公園を歩くようにしています。」とAさんが話されると、

Bさんが「私も公園を歩いているで。公園やったら車が通らないから安全やし、信号で立ち止まることもないし。」、

Cさんが「そうそう。コースを決めることで、一定量の運動が出来るし。」、

Dさんも「四季の変化も楽しめるね。」などなど、いろいろ情報交換できました。

 

周りの人の話を聞いて運動をしようと思い立った方、自分と違った運動方法を知り新たな発見があった方、自分の課題が見えてきた方、自分のやり方に自信を持てた方など、みなさんそれぞれ刺激になったようです。

 

さらに運動だけでなく、食事や療養生活にも話が膨らみ、ある人は「僕だけちゃうわ、飲みすぎたり食べ過ぎたりしてんのん、安心したわ。」とニコニコ 0(^‐^)0

周りの人も同じことで困っていたり悩んでいたんやと思ってホッとされた方も多かったと思います。

 

温かい言葉あり、関西らしい突っ込みあり、たくさん笑って盛り上がり、気がつけば予定時間を30分もオーバーしました(笑)。

 

『糖尿病は生活習慣病やなく、性格習慣病だ!』という格言も生まれました。

「私は自分に甘いから、自分を追いこまなあかん!」とのこと。←私自身も身の引き締まる思いでした(^^;)

 

みなさんは糖尿病と向き合い、日々治療を続けておられます。治療がうまくいかず、しんどい場面も多々あるでしょう。 

そういう時でも、自分だけが苦しいわけではありませんし、自分だけが失敗するわけでもありません。

自分一人で悩んで孤独に陥らなければ、きっと「がんばろう!続けていこう!」という気持ちも生まれます。

 

そういう力ってこのような患者さん同士のつながりから一番沸いてくるんだろうなと思います。

私達も、療養指導のお手伝いを精一杯行いますね。0(^―^)0

 

またこのような機会を作りたいと思いますので、その時は楽しく話して一緒に学びましょう!

 

注)

※1:糖尿病カンバセーションマップ

糖尿病患者さんや家族および友人が、ファシリテーター (進行役の医療従事者)とともに5‐10人程度のグループで話し合い、境遇を共にする患者さんの知識や体験から糖尿病についてお互い学びあうための糖尿病学習教材のこと。

 

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