糖尿病療養院指指導士のつぶやき

自己血糖測値の読み違い?

糖尿病療養指導士・看護師 西

こんにちは外来看護師の西です

療養指導の場面で時に患者さんから教えて頂くことも多くあります

先日、SMBG(自己血糖測定)を行っている患者さんが、「夕食前の血糖値が511になっている!こんなに高いのは初めてや」と驚いて病院に電話がありました

最近の血糖値を尋ねると、食後でも100~200代特に間食もなく昼食もいつも通りとのこと

そしてもう一つ気になったのが、2日前の夕食前の血糖値が58であったと言われたことです

特に低血糖症状は無かったとのことですが、血糖値にばらつきがあり、インスリンを使用している方なので、SMBGの機器、SMBGノートを持って受診してもらうことにしました

来院された時にもう一度、自分で血糖測定を行ってもらいました

血糖測定の手技に問題はなく、血糖値は198でした

測定に問題はないのに、なぜこんなに高い血糖値になったのか考えながらSMBGのメモリー確認(本体に記録されている過去の測定値の確認)を行っている時にやっと原因がわかったのです

実は  511 → 115         

58 → 85  という値でした

ストップウォッチ ストップウォッチ

ストップウォッチ ストップウォッチ


その患者さんは数字を逆さから読んでいたのです!

確かに機器の形から逆さに読んでも不思議は無く、文字の逆さ読みという間違いが起こってしまったのです

その時は血糖値も安定している事がわかったので笑い話でおわり、機器の上下が分かるようにテープをはる対応を行い帰宅していただきました

次の日、先生と療養指導師で今回の事例について話し合い、今後このようなことがないようにSMBGについて患者さんに説明する際には、機器の上下に注意していただき,始めからテープを貼り文字の逆さ読みが無いよ

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