糖尿病療養院指指導士のつぶやき
日常の清潔について
糖尿病療養指導士・看護師 中村
こんにちは 看護師の中村です。
4月下旬になり天気がいい日が続いており、ウオーキングをされている方も多いでしょう。
汗ばむこともあり、今回は、日常の清潔についてお伝えします。
1 日常の清潔
糖尿病患者さんは、白血球の機能が低下するため感染症に対する抵抗力が
弱っています。健康な人にもおこる感染症でも血糖コントロールの悪い人がかかって
しまうと治りにくくなったり重症化してしまうことがあります。
そのため 感染症にかからないように日頃から 体の清潔をこころがけることが大切です。
2感染防止
外出先から帰ったら手洗い うがいをして風邪をひかないようにしましょう。
排尿は、我慢しないようにしましょう。
例えば・・・
尿をする時痛みがある、何回も排尿にいく、何回トイレにいっても尿が残った感じがする。
という時は、膀胱炎の可能性があるので受診してください。
3衛生
毎食後必ず歯磨きの習慣をつけましょう。義歯も清潔にしましょう。
糖尿病になると白血球の働きが低下し 唾液の分泌も少なくなってしまうので、
歯周病にかかりやすくなります。
抜歯などの治療を受ける時には、主治医に相談し、歯科医には、糖尿病であることを
告げてください。
糖尿病手帳を持参し受付に提出してください。
年に1~2回は、歯の健康診断を受けるようにしましょう。
体の清潔を保ちましょう。
全身の清潔を保つために 毎日入浴か シャワーを行い毎回下着を交換してください。
(入浴のポイント)
湯船に入る前に必ず手で湯加減を確かめましょう。
柔らかいタオル スポンジで足の裏や指の間も丁寧に洗いましょう。
軽石や 硬いブラシは、傷つきやすいのでやめましょう。
足がふやけるほどの長風呂は、やめましょう。ふやけた皮膚は、傷つきやすくなります。
以上清潔についてまとめました。
なおウオーキングなどをする時は、水分補給を忘れずにお願いします。