糖尿病ケアのための料理教室

筑前煮

糖尿病療養指導士・栄養士 橋本

のブログでは日々食事を気にされている糖尿病の方をはじめ、献立を悩んでおられる家族の方に参考にしていただけるよう、手軽に作れてバランスのよい食事のレシピや献立をご紹介しています。

今回は根菜、きのこを使った筑前煮をメインにした献立です。

根菜類は食物繊維も多く、よく噛んで食べれる食品です。

食物繊維は消化吸収を遅らせて、血糖値の上昇をゆっくりしてくれる役目があり、一日約20gを摂取するのが目標とされています。

今回の献立においては約6gの食物繊維が含まれていますが、一度に多くの量を摂取するのはなかなか難しいですね。

おかずだけでなく、麦ご飯にするなど、主食に食物繊維をとりこむ工夫をしたり、味噌汁で海藻やきのこ類を多く入れるなどもよいと思います。

エネルギー 575kcal たんぱく質 23.9g 脂質 11.1g 炭水化物 91.7g 食物繊維 6.1g 塩分 1.3g

表1 4.1単位 表2 0単位 表3 2単位 表4 0単位 表5 0.2単位 表6 0.5単位 調味料 0.1単位

献立

  • 筑前煮
  • 湯豆腐
  • 大根と貝柱のポン酢和え
  • ご飯 180g

材料(1人分)

筑前煮

  • 鶏むね肉(皮付き)  40g
  • れんこん30g
  • ごぼう20g
  • こんにゃく 20g
  • 人参 20g
  • しいたけ 15g
  • 里芋 40g
  • 葱 10g
  • こいくち 3g(小さじ1/2)
  • うすくち 3g(小さじ1/2)
  • みりん 4g(小さじ2/3)
  • 油 2g

湯豆腐

  • きぬこし豆腐 120g(1/4丁)
  • みつば 3g
  • かつおぶし 0.5g
  • こいくち 3g(小さじ1/2)

大根と貝柱のぽん酢あえ

  • 大根 50g
  • ほたて缶詰 10g
  • 貝割れ菜 5g
  • ぽん酢 6g(小さじ1)

作り方

筑前煮

  1. ごぼう、れんこん、人参は乱切りにして、ごぼうとれんこんは水に漬けてあくぬきしておきます。
  2. しいたけはいちょう切り、葱は3cmくらいにぶつ切りにしておきます。
  3. 鶏肉は2cm角程度に切ってお酒を振っておきます。
  4. こんにゃくはスプーンで乱切りにして、一度ゆがいてあくぬきしておきます。
  5. 里芋は皮のままゆでて、軟らかくなったら皮をむいて、4等分くらいに切っておきます。(冷凍里芋でもいいです)
  6. 鍋に油をひいて、鶏肉を入れて炒めます。次にごぼう、れんこん、こんにゃく、人参、しいたけを入れてさらに炒めます。
  7. だし汁を入れて調味料を入れて里芋も入れて材料が柔らかくなるまで煮込みます。
  8. 最後に葱を入れて出来上がりです。

大根と貝柱のぽん酢あえ

  1. 大根は3cmくらいの拍子切りにします。
  2. 貝割れは根を切って洗ってさっとゆがいておきます。(生でもよいです)
  3. ほたて缶詰は汁ごと、大根と貝割れとポン酢であえます。
  4. しばらく味がなじむまで置いておきましょう。(他の料理をしている間に味がなじむので、1番先に作っておきましょう。)

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