糖尿病ケアのための料理教室

あじの揚げだし

糖尿病療養指導士・栄養士 橋本

「糖尿病の食事をしようと思って本をかったんだけど、手がこんでいて実際にできないわ。」と患者さんからよくいわれます。

糖尿病の食事療法は継続していくことが大切です。簡単に作れて、それでいておいしい食事なら長期間続けやすいですよね。

手軽に作れる料理を、すみれ病院の糖尿病教室では患者さんと患者さんの家族の方に実際に食べていただいています。毎回500から600kcalで塩分2g前後の食事を栄養士が考えて作っています。

患者さんからは、「思ったよりもたくさんあるね。」「もっと味付けが薄くて食べられないかと思ったけど、おいしいわ。」と喜んでいただいています。

これから毎月患者さんの声といっしょに、糖尿病教室のレシピをブログでご紹介していきます。

糖尿病教室のレシピは短時間で簡単にできるレシピです。よかったら作ってみてくださいね。

献立

  • あじの揚げだし
  • なすびとしめじのごまみそあえ
  • おくらとわかめのすまし汁
  • オレンジ
  • ご飯 

エネルギー526kcal たんぱく質23.8g 脂質7.5g 炭水化物88.6g 食物繊維4.1g 塩分2.2g

食品交換表

表1:3.9単位 表2:0.3単位 表3:1.2単位 表4:0単位 表5:0.4単位 表6:0.3単位 調味料:0.3単位

 

材料:1人分

〈主菜〉あじの揚げだし 

  • あじ 60g
  • 小麦粉 5g
  • 揚げ油

 調味料

  • 濃口醤油 4g(小さじ2/3)
  • みりん 4g(小さじ2/3)
  • だし汁 8g(大さじ1/2)
  • 大根おろし 30g
  • しそ 1枚

 

〈副菜〉なすびとしめじのごまみそあえ

  • なすび 30g
  • しめじ 15g
  • ささみ 15g
  • 酒 少々
  • 貝割れ菜 5g
  • ごま 1g

 調味料

  • みそ 4g
  • 砂糖 1g(小さじ1/3)
  • みりん 2g(小さじ1/3)

 

〈副菜〉おくらとわかめのすまし汁

  • おくら 20g
  • 乾わかめ 0.3g

 調味料

  • 薄口醤油 3g(小さじ1/2)
  • 塩 0.3g(ひとつまみ)

〈デザート〉オレンジ 1/3個

〈主食〉ごはん180g

 

作り方

あじの揚げだし

  1. あじは三枚おろしにして中骨を抜きます。
  2. あじは一口大にカットして、小麦粉をつけて180℃の油で揚げます。
  3. 濃口醤油1:みりん1:だし汁2の割合でめんつゆを作ります。(市販のめんつゆでもOKです)
  4. 器にしそを敷いて、その上に揚げたあじをおき、めんつゆを大さじ1杯かけて、大根おろしをかざって出来上がりです。

*なかなか魚のお弁当のおかずって悩みませんか?あじは多めに揚げておいて、冷凍しておくと、お弁当のおかずに便利です。きゃべつやレタスの上に揚げて冷凍しておいたあじをそのままおいて、めんつゆやポン酢をかけるだけでお弁当のメインになります。以前ご紹介した、「あじとパプリカのカシューナッツいため」も手軽にできますよ。

なすびとしめじのごまみそあえ

  1. なすびは半月切にして水にさらしてアク抜きます。水をきって、器にいれ、ラップをふんわりかぶせて電子レンジで温めます。(1本で3分程度)途中で上下を入れ替えて均等に蒸せるようにします。
  2. しめじは石づきを切って、器にいれ、ラップをふんわりかぶせて電子レンジで温めます。(1Pで2分程度)
  3. 貝割れ菜は3等分くらいにざく切りにして、電子レンジで10から20秒程度温めます。
  4. ささみは酒を少々振って、爪楊枝でささみにぷつぷつ穴をあけます。器に入れ、ラップをふんわりかけて電子レンジで2分程度温めます。少しさめてから手でさいておきます。
  5. みそ・砂糖・みりんを器に入れて、1分ほど電子レンジで温めます。
  6. 1・2・3・4の材料を4のあわせ調味料とすりごまで和えて出来上がりです。

*手が込んでいるように見えますが、電子レンジで加熱しているのであっという間にできあがります。

おくらとわかめのすまし汁

  1. おくらは半分に切ります。
  2. だし汁180mlに薄口醤油、塩を入れて沸かしたところにおくらとわかめを入れてすぐに火を止めます。

*時間がたつとすまし汁がにごってきますので、食べる前におくらをいれるとよいです。

       

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