糖尿病療養院指指導士のつぶやき

母から教わったこと

糖尿病療養指導士・看護師 永田

はじめまして、看護師の永田です。

いつの間にか梅雨も明け、せみの鳴き声も聞こえ始めました。今年は猛暑といわれていますが、節電対策に気を配りながら頑張って乗り越えましょう。

今回は私の母を引っ張り出して、少し書いてみたいと思います。

うちの母は糖尿病で、現在も治療を続けています。私が糖尿病療養指導士を目指したのは母の影響もありました。母の口癖は「そんなに食べてへんのに何でようならんのやろなあ」です。確かに時々一緒に食事をしていても食事量は少なく、これは間食をしているな?と考えていました。ある時栄養指導を受けてわかったことは、芋と果物のとり過ぎでした。それに何と夜食まで食べていたとは・・・。もう、目が点です。母は一食の量だけをみて大丈夫だと思い、一日トータルの量として考えていなかったのでした。この他にもびっくりするようなことをいろいろ言います。つい私も娘の立場で偉そうにきつい言葉を浴びせてしまい、あとでフォローの電話の繰り返し。糖尿病は生活習慣病であり、自己管理が大切だといわれます。患者さんが正しい知識を持つことの重要性を母を通して改めて強く感じました。

糖尿病治療を既に受けている方、診断されているのに症状がないからといってそのままにしている方などいらっしゃると思います。糖尿病治療の目標は、早期から良い血糖のコントロールを行い、合併症を予防することで日常生活の質をおとさないようにすることです。私たちは専門医を中心に、看護師、管理栄養士、理学療法士、薬剤師、臨床検査技師がチームを組んで、みなさんの療養の良きパートナーとなれるよう取り組んでいます。

診察の待ち時間など利用して、お気軽に些細なことでも声をかけてくださいね。

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