糖尿病療養院指指導士のつぶやき

減塩生活

糖尿病療養指導士・臨床検査技師 太平

こんにちは。臨床検査技師の太平です。

私事ですが、現在妊娠7ヶ月目になります。第一子を妊娠した時、妊娠後期に高血圧の症状が出て大変でした。

「今回は、塩分の摂り過ぎに注意して、高血圧にならないように」と主治医の先生から指導を受けています。そこで、つわりの治まった5ヵ月頃から本格的に減塩生活をはじめました。

当院の栄養士に減塩をするための調味料の選び方を教えてもらったり、家の濃い口しょうゆを減塩しょうゆに変えたりしています。いつも適当にしていたしょうゆの加減や塩の加減をきっちり計量スプーンで量るようにしました。始めた頃は正直かなり面倒でしたが、最近では計量することが習慣になりました。また私も家族も薄味に慣れておいしくいただけるようになりました。

糖尿病の患者さんやその家族の方は、食品の量を量って献立を作っておられるのですね。自分で食事療法を実践すると皆さん日々頑張っていらっしゃるんだと改めて感じました。

 

糖尿病の患者さんが、高血圧を合併すると心筋梗塞や脳梗塞の危険がより高まるといわれています。したがって、日ごろから血圧を管理することが重要になります。皆さんが高血圧予防のために日常生活でできることは塩分を控えることです。そのためにはまず自分がどのくらい塩分を摂っているかを知る必要があります。

 

すみれ病院では、糖尿病や高血圧の患者さんが1日にどのくらい塩分を摂っているか(1日の推定塩分摂取量)を尿検査で調べています。 この検査は高血圧の治療や予防のために大切ですので、検査を勧められた時には、ぜひ積極的に受けて頂きたいと思います。

ちなみに、日本人の平均塩分摂取量は約11gです。

健康のためには、1日8ー10gの摂取量を目安に。

高血圧の方は、1日6gを目標にしましょう。

皆さん、各自の目標値については主治医の先生に聞いて、塩分量にも気をつけてくださいね。

 

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