糖尿病療養院指指導士のつぶやき

糖尿病教育入院とは -みなさん糖尿病を正しく理解できていますか?-

糖尿病療養指導士・看護師 高尾

こんにちは。看護師の高尾です。
寒くなってきましたね。今年も残すこと二週間ですね。

今年もすみれ病院の糖尿病チームでは、地域の皆様に糖尿病を
知っていただきたいと思いさまざまな取り組みを行ってきました。
その一貫としてこの一年、当院では『糖尿病教育入院』という
入院システムに力を入れてきました。
生活習慣病を気にされる年代の方でしたら一度は耳にしたことが
あるかもしれませんね。

今回は、この『糖尿病教育入院』について解説してみようと思います。

糖尿病は、食生活の欧米化などにより年々増加傾向にあります。
また、糖尿病は初期だと自覚症状があまり出ないのに
放置してしまうことでたくさんの合併症を引き起こし
日常生活にさまざまな影響を及ぼしてしまう厄介な病気です。

そして、その糖尿病の治療の目的、それは、長期に渡っていい血糖値を
保つことでさまざまな合併症を防ぎ、健康な人と同じような日常生活を
送っていただくことです。

そこで、当院では患者様やご家族の方が糖尿病を正しく理解し
自己管理していくことができることを目的に、この『糖尿病教育入院』を
実施しています。

当院では1週間を1クールとした糖尿病教育入院用のクリニカルパス計画書を
使用し、医師、看護師、栄養士、薬剤師、理学療法士がひとつのチームとなり
患者様やご家族の指導にあたっています。
また、合併症の状態を知る検査も同時に行っていきます。

初めて糖尿病と診断された方や、糖尿病に対する知識が不十分な方
血糖値のコントロールがうまく出来ていない方、食事療法や運動療法が
よくわからない方などが対象です。

当院の教育入院は1週間コースですが、生活状況や病状に応じて
入院期間の調整は可能となっていますので、詳しくは主治医にご相談ください。

このブログもついに今年最後となってしまいました。
来年もすみれ病院の糖尿病チームは糖尿病療養指導士を中心に
皆様の力になれるよう頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

年末に向けて、楽しいイベントがめじろおしですが
本格的に寒くなってきましたので、風邪をひいてしまわないよう
気を付けてお過ごし下さいね。
それでは、良いお年を!!

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