糖尿病療養院指指導士のつぶやき
治療のこと一緒に考えましょう―教育入院の運動風景
糖尿病療養指導士・理学療法士 佐藤
お久しぶりです。理学療法士の佐藤です。
今までのブログでも教育入院の一場面が紹介されてきましたが、運動療法のこともお話したいと思います。
その前に、「教育入院はどんなことをするの?」という話ですが、簡単に紹介しますね。
基本的には1から2週間の入院期間で、検査をして合併症がないか確認したり、糖尿病のタイプを調べて、医師が治療方法を考えます。
私たちは医師の治療方法を踏まえて、患者さんがどのようにしたら生活の中で治療を取り入れられるか一緒に考えたり、退院後も療養生活を継続できるようにサポートします。糖尿病療養指導士の資格を持つスタッフも11名います。
教育入院で運動をする場合は、内科(主治医)と整形外科の医師がメディカルチェックをして、運動して大丈夫かを確認します。
初回は理学療法士が体の痛みがないか、運動を行うための柔軟性や筋力、心肺機能は大丈夫かを確認したり、運動についての思いや患者さんがどれくらい取組めているかを伺い、一人一人に合わせた運動方法を一緒に考えます。
既に運動を継続できている方は看護師からアドバイスをもらって入院中も行います。
と、文章にすると堅苦しいですが、運動については患者さんにとってもっと気分転換ができて、融通がきくものだと、個人的には思っています(*^。^*)
教育入院の運動風景をちょっと(●^o^●)
リハビリ室(理学療法室)は、小さい病院ながら一番大きなスペースで1階にあります。
周りは緑に囲まれていて、明るく居心地のいい部屋です。
昼寝をするのに最適です(-_-)zzz
月から土曜日の午前中と水・金曜日の午後は外来患者さんがリハビリに来るのでそれなりに賑やかだったり和やかだったりします。
スタッフも理学療法士が4名(小栗旬似のイケメン君もいます。)と気配りのきくお母さんのような助手さん2名がいます。
教育入院の患者さんは退院後の生活も考慮して運動療法も行うので、通勤に自転車を使う人は自転車エルゴメーターをしたり、ウォーキングなら外歩きもできます。
病院が大川の近くなので、遊歩道を歩いたり、1日1万歩を目標にするなら鶴見緑地まで足を延ばすこともできます。
肉体労働などで日常生活での活動量が多い方は、入院中も普段の活動量を維持して、薬や食事の調整を考えてもらえるようにしています。
リハビリ室で運動をされる方は多い時は5から6人いらっしゃるので、自転車をこぎながらいろんな情報交換されたり、ウォーキングがてら一服(分かっていても一息つきたいこともありますよね(^。^)y-.。o○)の時に思いを分かち合えたりして、みなさんいい感じでがんばっています。
もちろん、運動をしないといけないけど膝や腰が痛くてできない方は、理学療法士と一緒に治療しながらできる運動から始めましょう!
不安があって一人で運動をするのがつらい場合も、看護師や理学療法士と一緒にできることから考えましょう。
ともあれ、入院を考えておられる方も心配なさらずに当院に来てください。
もちろん、教育入院を終了された方も困ったことがあれば、外来で(廊下をウロウロしていますので)、いつでもお声をかけてください。
通院されている方で面識がなくても、身近なスタッフにお声かけください。
一緒に考えていけたらいいですね。
今年もあとわずかですが、クリスマスやお正月はちょっとおいしいものを食べたり自分へのご褒美もあったらいいですね。
少し早いですが、来年もよいお年をお迎えください。