糖尿病ケアのための料理教室
糖尿病教室
糖尿病療養指導士・栄養士 橋本
1月22日は糖尿病教室でした。すみれ病院では毎月第4土曜日か第3土曜日に食事つきで、栄養士と医師からの話をおりこんで、糖尿病教室を開催しています。
お食事は参加された患者さんに応じた必要エネルギー量の1回量と味を知っていただくために、管理栄養士が調理し提供しています。患者さんには適正なご飯量を計量してもらっています。
おかげさまで糖尿病教室の食事はおいしい、少し薄いめだけどこれぐらいならできそう、意外に食べれるな、家の方が多いわなどの声が聞かれます。
今回は煮込み料理です。煮物は塩分・糖分が多くなってしまいますが、小鉢を酢の物やサラダなどの和え物にすると塩分・糖分が少なくてすみます。今回はマヨネーズで和えました。マヨネーズは塩分の少ない調味料です。エネルギー・油は多いので、かけすぎは禁物ですが、このように混ぜ込んでしまえば、摂りすぎることもありません。
エネルギー 634kcal たんぱく質 25.7g 脂質 18.9g 炭水化物 94.1g 食物繊維 7.7g 塩分 2.9g
表1 3.6単位 表2 0.4単位 表3 1.9単位 表4 0単位 表5 0.8単位 表6 1単位 調味料 0.5単位
献立
- 大根豚の味噌煮
- ほうれんそうマヨポンあえ
- えのきわかめのすまし汁
- みかん 60g(1個)
材料(1人分)
大根豚の味噌煮
- 大根 150g
- 豚肉 50g
- こんにゃく 60g
- 葱 10g
- 味噌 10g(大さじ1/2弱)
- 砂糖 5g(大さじ1/2弱)
- 酒 2g(小さじ2/5)
ほうれんそうのマヨポンあえ
- ほうれんそう 50g
- シーチキン 10g
- マヨネーズ 7g(大さじ1/2)
- ポン酢 2g(小さじ1/3)
- こしょう 少々
えのきわかめのすまし汁
- えのき 15g
- わかめ 0.3g
- うすくち 5g(小さじ1弱)
- 塩 0.3g(ひとつまみ)
作り方
大根豚肉の味噌煮
- 大根は輪切りにして皮をかつらむきします。煮えやすいように十字いれます。
- 皮をむいた大根を器に入れてラップして、電子レンジで下ゆでします(均一にゆがけるように上下入れ替えて、1本分なら10分程度、少なければ4分くらいで様子を見てください。
- こんにゃくは格子に切れ目をいれて、1枚を8等分して下ゆでします。
- 葱は4cmくらいにぶつ切りにします。
- あつあげも下ゆでしておきます。
- 大根、こんにゃく、豚肉をいれて、材料がかぶるくらい水かだし汁をいれて、砂糖を加えて炊きます。
- 厚揚げ、葱の白い部分、味噌を加えて落し蓋をして煮込みます。
- 1時間程度煮込んでだし汁が半分程度になれば葱の青い部分を入れて出来上がりです。
ほうれんそうのマヨポンあえ
- ほうれんそうはきれいに洗ってさっとゆがきます。
- ゆがいたほうれんそうは水にさらしてあくぬきします。
- 水分を絞って1.5cmくらいに切ります。
- シーチキンとマヨネーズとポン酢、コショウをいれてまぜてできあがりです。
えのきとわかめのすまし汁
- えのきはいしづきを落として、3等分に切ります。
- だしは1人180mlいれてえのきをたきます。
- 塩とうすくちをいれて、火を止めて乾燥わかめを入れてできあがりです。